10, ソニーキララバッソ32インチTV Part 1
新築の家の17畳のリビング、ここには前もって少し細工をした。
それは、ホームシアターを構築する上で、
サラウンドを是非、取り入れたい、
ならば、リア・スピーカーは必須である。
今では、トランスミッターで
無線で音声信号を飛ばすワイヤレス・システムもあるが、
当時は無く、床にスピーカー・ケーブルを這わせる事になる。
それを避ける為、棟梁に依頼して、
家の建築途中に、ケーブルを配線して貰う事とした。
つまり、TVを設置する予定のポジション、その裏の壁の1ヶ所と、
リア・スピーカーを掛ける反対側の壁の左右2か所の穴を開けて貰い、
ケーブルは、天井を通して貰った。
当時、私の仕事にて、取引先のsonyのブラウン管工場があり、
そこのエンジニアーの方々とも親しくお付き合いをさせて頂いていたが、
私が家を新築する事、そして、
新しい、なるべく大きなTVを欲している事を知った、
とあるsonyのエンジニアーの方、
Nさんが、当時、発売されたばかり、しかし、
かなり高価なTV、キララバッソを奨めてくれた。
そのブラウン管は、PCモニターとしてもIBMと契約をしており、
放送局のみならず、空港の管制塔にも採用されている優れモノ、との事。
しかし、大きな画面の32インチでは、
私の記憶では、定価が30万円を軽く越していた。
当時、マイケル・ジャクソンがTVのCMに出ていたが、
若干、バブリーな製品とも言えた。
金額に躊躇する私に、Nさん、sonyの従業員という事で、
特別なアレンジメントを用意してくれていた。
その配慮で、かなりお得に入手出来たが、
Nさんの自宅に32インチのTVを受け取りに行った時、
その半端では無い重さに驚いた。
ダンボールの箱には、確か、
「大人3人以上で運んで下さい。」と注意書きがあった。